みんなのプロジェクトマネジメント

メンバーが、リーダーが、マネージャーが、プロジェクトマネジメントを使いこなす。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

マズローの欲求5段階説

自チームのメンバーに、どんな作業を任せるべきか?どんな教育を与えるべきか?に悩むこともあるかと思います。特効薬ではありませんが、方針を立てるための知識として、動機づけ理論のひとつ、「マズローの欲求5段階説」を紹介します。 ○マズローの欲求5段…

リストを用いた作業の合意

「作業を振るとき、振られるとき」にて、「作業目的を理解し、指示漏れがないか、再確認することも重要です」ということを説明しましたが、ただ、「他に無いでしょうか?」と聞いても、十分な回答が得られない場合もあります。双方の認識のずれをなるべく少…

WBSは何のため?

システム開発のプロジェクトに携わっていると、「WBS(Work Breakdown Structure)」という言葉が時々出てきます。これって、いったい何のために作るんでしょうか? 「作業がたくさん書いてあるやつ…わかったスケジュールのためだ!」という間違いをしやすい…

スケジュール短縮技法

いつまでに完成させる、システムを稼働させる、スケジュールが最優先となるプロジェクトは多いかと思います。計画したスケジュールに対し、遅れが発生した場合、PMは対応策をとらなくてはいけません。PMBOKでは、対応策として「クラッシング」「ファストトラ…

ものづくり時に目指すこと

ものづくり時に目指すこと、それは「欠陥ゼロ」です。作ったものに誤りが1つもない、プロフェッショナル魂。 レビューで見つかるだろう、テストで見つかるだろうと、自分の責任を転嫁すること、確認を怠るのはダメ。甘いです。後フェーズへの積み残しもダメ…

テストと品質

「検査(テスト)の強化が、品質改善の最善策とは見なされない」と、PMBOKでは解説されています。なぜでしょうか? テストは、品質を保証する行為です。このテストをやったから、このパターンにおいては想定通りの動きをします、ということを保証しています…

バグはどこで生まれる?

自動車の組み立てを考えてみます。(厳密ではありませんが) (1)車両の設計 →(2)部品の設計 →(3)部品の作成 →(4)車両の組み立て →(5)組み立てチェック →(6)動作テスト →(7)走行テスト →(8)納品というフェーズがあったとき、不具合を作っているのはどのフェー…

金メッキにならないために…

(記事:金メッキ(過剰品質)の続きです。) では、言われたことだけやればいいの?ということが浮かんできます。 半分は正解と思います。(前の記事のとおり)ただし、要求には「暗黙のニーズ」と呼ばれるものがあり、明文化はされていないが、やって欲し…

金メッキ(過剰品質)

PMBOKにも出てくる、「要求以上のものを提供する」ことです。 要求を満たせないことにより、品質が悪いと判断されることを説明しましたが、その逆、要求以上のものを提供したら、品質が良くなるのか?答えは自明です。良くはなりません。こんな要望はなかっ…

品質とは?

品質とは何か?PMBOK的には、特性(機能)の集まりにより、要求事項を満たす度合、要求事項への適合、使用適合性、などと説明されているが…本質はとてもとらえにくいです。 「品質の良い服」を考えてみます。思いつくのは、「手触りがよい」「サイズがぴった…

スケジュールの作成方法

「設計」とか「製造」「テスト」といった各フェーズにおける、スケジュールの作成方法です。 まずは、全体の作業量を把握します。設計フェーズなら作成する設計書のページ数、製造フェーズならコーディング予定のライン数を、改修予定の規模・難易度などから…

作業を振るとき、振られるとき

作業を振られるとき…A画面を見せながら、「項目の見出しを修正しておいて」と作業指示をされる。A画面を見せられていたので、A画面を直したら、「他の画面でも、この項目あったでしょ?同じように直しておいて」と言われ、追加で作業する羽目に。 逆に、気を…

プロジェクト調達マネジメント

成果物を作成するために、外部に協力を依頼する場合の手順 <計画>・調達計画 外部からプロダクトやサービスを購入する際の方針を決める。(Make or Buy) 全部?一部?契約タイプは? それとも、ノウハウを蓄積するために内製にする? など メリット・デメ…

プロジェクト・リスク・マネジメント

リスクは、プロジェクトに影響を与える可能性のある、不確実な事象。影響を受けないように、または最小限にするため、リスクを事前に洗い出し、原因や影響を調べ、対応策を講じる。 <計画>・リスク・マネジメント計画 リスクへの取り組みや、処理方法の計…

プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント

※第5版における、「プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント」の内容を一部含んでいます。ステークホルダー(スポンサー・ユーザ・開発メンバも含む)とのコミュニケーション方法を定義いつ、どのように、どんな情報を収集し、配布するかを決める <立…

プロジェクト人的資源マネジメント

プロジェクトは、人を集めるだけではうまくいかない。いつ、どんなスキルを持った人を、どんな役割で参加させるかを考える必要があるメンバが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、コミュニケーションの方法やチームの育成、表彰なども合わせて考える。 <…