みんなのプロジェクトマネジメント

メンバーが、リーダーが、マネージャーが、プロジェクトマネジメントを使いこなす。

【PM試験午後解説】H29-PM1-問1-設問2

〇設問2 [プロジェクト計画]について、U課長が、本文中の下線①のように考えた理由は何か。

【解答】U課長が要望したことが実現されなかったらどんなことが起こるかを考え、それを防ぐため、という回答にしてみましょう。
 ・プロセスを理解していない作業員がワークショップに参加した場合 …MESの標準プロセスと現在の業務手順の違いがうまく洗い出せない。差異一覧に漏れや誤りが発生する可能性がある。または、持ち帰り確認の多発などで、スケジュールに遅れが発生する可能性がある。
 ・一定期間集中して参加できない場合 …参加者が入れ替わることにより、意見が固まらない可能性がある。また、前回打ち合わせの振り返りなどで時間を取られ、スケジュールが遅れる可能性がある。
 上記を踏まえて、品質やスケジュールに問題が出るため、という回答になれば良いと思います。
⇒私の解答:MESの標準プロセスと現在の業務手順の差異の精度を上げ、手戻りなく進めるため

【解説】パッケージと現在の業務との比較を行い、パッケージに合致する箇所と差異を洗い出すことを、「Fit&Gap分析」と言います。差異の部分について、カスタマイズ開発することが多いです。
差異を漏れ・誤りなく洗い出すには、パッケージソフトの有識者と、現在の業務の有識者の参加が必須です。お客様も忙しいところではありますが、この洗い出しはとても重要です。このフェーズにも力を入れる必要があることを説明し、「一定期間集中して参加」してもらう体制を構築してもらいましょう。

【PM試験午後解説】H29-PM1-問1-設問1

情報処理技術者試験 プロジェクトマネージャの午後1問題を解きながら、プロジェクトマネジメントを学んでいく企画です。
※問題の詳細は、JITECのサイトにて確認してください。

問1 製造実行システム導入プロジェクトの計画作成に関する次の記述を読んで、設問1~4に答えよ。
〇設問1 [MESの各機能の概要]について、U課長が、K社の最重要課題を確認して、W社パッケージをそのまま適用するのがよいと判断した理由は何か。

【解答】まず、最重要課題を確認しましょう。「来年6月に、海外への製品の輸出を開始することが経営上の最重要課題」とあり、絶対に譲れない、デッドラインであることがわかります。スケジュールの遅れは許されないわけです。
 一方、「W社パッケージをそのまま適用する」の直前に、GMPの話が出てきます。「機能の変更、独自に構築した場合は、認証を改めて受ける必要がある」「スケジュールが長期化する」という記述もあることから、この辺に回答があることがわかります。
⇒私の解答:GMPの認証を不要とし、来年6月の輸出開始に間に合わせるため

【解説】最近のITプロジェクトでは、短納期が求められることが多く、追加開発や、上記のような導入以外の作業をなるべく減らそう、という流れがあります。こういった作業を見込んで、費用や期間がある場合は良いのですが、今回のケースではスケジュール重視。スケジュールに関するリスクをなるべく減らすことが、プロジェクト成功の条件となります。
 プロジェクトマネージャとして、費用・納期を常に頭に置きつつ、最善の手段を提案できるようにしたいですね。

再開(予定)

長らく更新できていません…

プライベートで忙しかったり、仕事を変わったりして、なかなか振り返って記事を書く時間がありませんでした。

仕事が変わって立場も変わり、少しマネジメントからは離れてしまったのですが、このブログを立ち上げたときの思いは、変わっていません。

マネジメントをわかりやすく解説して、悩む人たちの助けになりたいと思っています。

少しリハビリを兼ねて、情報処理技術者試験の「プロジェクトマネージャ」の過去問題の解説をしながら、徐々にペースをつかんで行きたいと思っています。

現在、準備中です。

また時々、ご覧頂ければと思います。

 

試験の解説は、以下の過去記事をご覧ください。

ksk-2g.hatenablog.jp

 

ファシリテーション

今回も研修からひと記事。

みなさん、ダメな会議に参加したこと、ありますよね。
その会議、どこがダメだと思いましたか?

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OJTとは?(5)

これまでの記事とは全然毛色が違います…。

先日、会社の業務の一環で、OJTについての研修を受けて来ました。その内容が、これまで紹介させてもらった内容と、全然方向が違うものだったので、とても興味深く、ためになりました。今回、番外編として、その内容からいくつかを紹介したいと思います。

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