みんなのプロジェクトマネジメント

メンバーが、リーダーが、マネージャーが、プロジェクトマネジメントを使いこなす。

OJTとは?(4)

OJTの記事第4弾です。

おおよそ流れは、前回までの記事で説明させて頂いたとおりです。

今回は、記事に乗りきらなかった、金言?留意点?を紹介していきたいと思います。(内容の重複もあると思いますが、ご容赦ください…。)

 

※前回の記事です。

ksk-2g.hatenablog.jp

 

○計画を立てること

 「OJTとは?(2)」で紹介したとおり、いつこれを教え、いつまでにここに到達する、という目標を立てましょう。

ただし、計画は最初から完璧でなくても大丈夫です。目指すべき到達点と、いくつかの途中までの道のりができていれば、OJTはスタート可能です。

計画も、対象者の習熟度、発生した作業などによって、柔軟に変えていきましょう。一歩一歩着実に、能力が向上していることを確認しながら、到達点を目指していきましょう。

 

○現状・目指すところをはっきりさせる

現状と目指すところのギャップが、トレーニングすべき内容となります。現在の本人の能力を見極め、不足している能力を強化することを心がけましょう。「身についた」「まだ不足している」を判断するため、対象者をよーく観察することを心がけてください。勝手に判断しないこと!

 

○成果物の確認とフィードバック

OJTで作成してもらった成果物は、必ず確認してあげてください。依頼しただけで、望むような成果物が出来上がってくるとは限りません。本人が「わかりました」と言っていても、内容を正しく理解していないこともよくあります。だから、OJT期間中の成果物は、必ずチェックが必要なのです。

チェックにより摘出した誤りは、必ずフィードバックしましょう。理解不足?誤って理解していた?こういった点を気づかせ、本人に直させましょう。これにより、同じ誤りを起こさせないようにすることが大事です。

説明するのが面倒だからと、こっちで直してしまうのはNGです。指摘しないと、本人は誤りに気づけません。必ず、気づきの機会をあげてください。

 

○欲張らない!

あれもこれもと話しても、なかなか身に付きません。教える→実践を繰り返すことが、確実で一番の近道です。欲張らず、着実に行きましょう。

 

○諦めない!

教えてもなかなか身につかない、時にはくじけてしまいそうになることもあると思います。でも、言っても身につかないのは、本人が悪いのではなく、こちらの教え方が悪いから、と思ってください。どうしたら理解してくれるか考え、新しい方法を考えましょう。諦めず、根気よく、丁寧にやりましょう!