みんなのプロジェクトマネジメント

メンバーが、リーダーが、マネージャーが、プロジェクトマネジメントを使いこなす。

スケジュールの遅れ(対策例)

先ほどの記事のおまけです。

スケジュールの遅れに対して、原因を判別した結果、
どんな対策が考えられるかをいくつか紹介します。

<ケース1>
・原因:質問が頻発して時間が取れず、予定の作業が消化できない。
    例えば、部下を多く抱えるリーダーが、絶え間なく来る部下からの質問責めで、回っていない状態 など。
・対策:リーダーへの質問を分散できるよう、追加人員や体制の見直しを検討する。
    有識者をレビューアとしてアサインする、
    比較的経験の多い人をサブリーダーに任命し、簡単な質問を対応させるなど。
    リーダーの作業を、どれだけ別の人に移せるかを考えないといけない。


<ケース2>
・原因:スキルに対して難易度が高く、予定通り終わらない。
    例えば、言語やフレームワークのスキルが低く、製造が終わらない など。
・対策:スキルのある作業者に、担当をチェンジする。
    つまづきそうな箇所をリストアップし、作業者のスキルの向上を図る。
    困ったときに相談できるような人をアサインする。


<ケース3>
・原因:前工程の作業品質が悪く、予定通り進めることができなかった。
    例えば、設計書の品質が悪く、確認や仕様変更が頻発し、製造が進まない など。
・対策:設計書の見直しが必須。このまま進んでも、品質の悪いプログラムが出来上がるだけ。
    どんな問題が多く発生しているかを検討し、その観点で再チェックさせる。
    製造作業を1週間止めるなどして、再度計画を立て直す。