みんなのプロジェクトマネジメント

メンバーが、リーダーが、マネージャーが、プロジェクトマネジメントを使いこなす。

作業を振るとき、振られるとき

作業を振られるとき…
A画面を見せながら、「項目の見出しを修正しておいて」と作業指示をされる。
A画面を見せられていたので、A画面を直したら、
「他の画面でも、この項目あったでしょ?同じように直しておいて」と言われ、追加で作業する羽目に。

逆に、気を利かせてB画面とC画面を一緒に直したら、
「その画面はもう他の人に頼んであるから、破棄して」と今度は無駄足。

振る側は同じように頼んでいるのに、求めているゴールが違う。
これは、伝わるべき作業内容(スコープ)が作業者に伝わっていないからです。
やるべき作業の洗い出し不足、またコミュニケーションが不十分であることに問題があります。

作業を振る際は、期待している成果物を作成するための作業を、過不足なく定義し、
それがちゃんと伝わるように、指示しなくてはいけません。

作業を振られる側は、作業目的を理解し、指示漏れがないか、再確認することも重要です。
本当は、指示する側がしっかりすべきであるのですが…

やってと言っただけで、期待しているものができるとは限りません。
ましてや、言わないことを気を利かせてやってくれる人はごく限られてきます。
作業者がきっちり成果を出せるよう、やって欲しいことが作業者に正確に伝わるような指示をすることを、常に意識すべきです。